子供の頃のこと 強迫性障害
私は幼いころから強迫性障害がありました。
もちろん当時はそんなことは知らず、ただ、自分は人とは違う、おかしいと感じていました。
怖いこと(だれかがしんでしまったり、病気になったりすることなど)が頭に浮かぶとそれが本当にならないように、強迫行為を行わなければいけませんでした。
それは手洗いだったり、歩く時に足を違う足から出し直すことだったり、息を止めることだったり、ほかにもいろいろありますが、とにかく同じことを繰り返すことと息を止めることが多かったように思います。
ずっと息を止めていられなくて息をしてしまったときには、罪悪感にさいなまれました。
また、私は強迫行為は人に見られたら怒られることや恥ずかしいことだと思っていました。だから、母が来るとやめてしまいました。
そうするとやめたために本当になったらどうしようと罪悪感で苦しくて苦しくて胸が押しつぶされそうになりました。
大人に言えたらよかった。
「怖いことが頭に浮かんだんだけれど、本当になったらどうしよう。怖いよ」
「怖いよ、助けて」って。
本当に本当に本当に怖かった。
でも1人でかかえるしかなかった。人に話すなんて思いつきもしなかった。