子供の頃のこと 体が動かない
小学生のときの夏休み、近所の公園で早朝にラジオ体操が行われていました。
子供がカードを首から下げていくと、終わった後にスタンプがもらえます。
ある日、両親と私でそのラジオ体操へ行きました。
いつものようにラジオ体操をしていると、突然体が動かせなくなりました。
すごくびっくりして、しばらく固まっていました。
そのあとラジオ体操が出来るようになったかは覚えていません。
母はそんな私に蔑んだ目を向けながら、父に「なんでやらないの?」というようなことを言っていました。それを聞いた父はにやにや(本人はにやにやしているつもりはなかったかもしれませんが)しながら、私を見ていました。
今思うと、一挙手一投足を母に見張られ、すべてを否定されてきたので、動かせなくなったのだと思います。
もうあの地獄と感じていた家庭環境を忘れてきている現在の私から見ると、なんであんなに我慢したのだろうと思います。それほどばからしい理由で毎日罵られ、叩かれていたと思います。でも私がかわいそうと思えない。頭では理不尽だと思っても、心の奥の奥では、私だからそうされても仕方なかったと受け入れてしまっているのだと思います。
自分の味方でありたい。もう自分を救いたいのに・・・
むずかしいです・・・
「おかあさん、体が動かないの。だからできないんだよ。わざとやっていないわけじゃないよ。」