機能不全家族で育ったわたし 

機能不全家族の中で育ちました。子供の頃の記憶はぼんやりしていますが、毎日地獄だと感じていました。幼少期の自分の感情から逃げ続けている限り、この苦しさは一生続くのだろうと思い、子供の頃の自分の感情と向き合うためにブログを書くことにしました。

子供の頃のこと 母が優しかったとき

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母が優しくてびっくりしたことが二度ほどあります。

本当にまるでその瞬間だけ憑き物が落ちたようでした。

 

でもその時だけってわかっていましたけど・・・。

 

一つ目は幼稚園のとき・・・

その日は雪で母と帰り道を歩いていました。 

覚えていないけれど、何かの行事だったのかな・・・

理由はわからないけれど、私は靴下を履いておらず裸足でした。

すると母が自分の靴下を脱いで履かせてくれたのです。

母も寒いはずなのにすごくびっくりしたのを覚えています。

大きな靴下を履いて少しあたたかな気持ちになったように思います。

 

二つ目は小学校中学年位のとき・・・

私は、小学校に入ったころから、夜、布団に入るとわけもわからず涙を流していました。

自分がなぜ泣いているのかもよくわかっていませんでしたが、今思うと抑鬱状態だったのだろうなと思います。

いつものように泣いていると母に泣いているのを見つかってしまいました。

怒られる!と覚悟しましたが、母は「どうしたの?」と聞いたのです。

私はとっさに「いやな夢を見た」と嘘をつきました。

 

そうすると驚くことに母が手で私の涙を拭ったのです。

 

私・・・それまで涙は汚いものだと思っていたのです。

あの時の衝撃は今でも覚えています。

「涙って手でさわれるんだ!!」って。

本当にびっくりしました。

 

最近、子供のころのことを思い出して、精神的に苦しくなってきたので、

優しかったことも思い出してみました。

子供の頃の本当の感情と向き合うって難しい。

もっとらくに受け入れられればいいのに・・・。