機能不全家族で育ったわたし 

機能不全家族の中で育ちました。子供の頃の記憶はぼんやりしていますが、毎日地獄だと感じていました。幼少期の自分の感情から逃げ続けている限り、この苦しさは一生続くのだろうと思い、子供の頃の自分の感情と向き合うためにブログを書くことにしました。

精神科閉鎖病棟へ入院した時のこと4

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入院してからの女性の主治医が、巡回に来たときだっただろうか。

 

夜眠れないので、睡眠導入剤を出してもらえるようお願いしてみるけれど、「昼間そんな横になっていたら、眠れないの当たり前でしょう」(ベッドに横になっているときに医師が来たので)と言われる。

私は、そう思われても仕方ないかと思ったけれど、なぜ横になっているかというと、日中の薬が強くて倦怠感と眠気におそわれるからだ。

なので、その理由を話し、今度は日中の薬を減らしてもらうようにお願いをするが、まともに取り合ってもらえず、鼻で笑うようにして行ってしまう・・・。

 

私は大人しく過ごし早く退院しようと思っていたので、自分でできることを考える。

 

まず、日中の薬を飲まないことだと思った。

でも、飲むところを看護師にじっと見られ、飲んだ後は口を開けて舌をあげて見せなければいけない。

 

考えた結果、飲んだふりをして、コップの水の中に薬を吐き出すことにした。

 

1度だけ、出しているときに唇に薬がくっついて手間取ってしまい、看護師にあやしまれたが、いつもより口の中を念入りに見られただけで特に何も言われなかった。

 

そしてその少しあと、入院から1か月経って無事退院することが出来た。

 

薬と言えば余談だけれど、入院する前にかかっていた病院で知り合った、統合失調症と診断をされていた20歳の女の子が、薬を服用してから、会う度みるみる呂律が回らなくなり、目も虚ろで、話していることも良くわからなくなってしまっていた。

「アルバイト先で嫌われていることを話したら、先生に妄想(?)と言われてまた薬が増えた」と言っていたこともある。

でも残念だけれど本当に嫌われていたのだと思う。

とても忙しい職場でまともに仕事が出来る状態には見えなかった。

 

病院は病気を治すところだから、とりあえず不調を訴えられれば薬の処方をするのは仕方のないことなのだろうか・・・。

いろいろな方を見てきたけれど、薬でひどくなっている方が多いように感じて、やりきれなかった。

それとも薬ではなく、統合失調症というのはあんなに急激に病状が悪化するものなのだろうか・・・。

強迫観念とマインドフルネス

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強迫観念がひどくなると、離人感もひどくなる。

足元がふわふわして、地に足がついていない感じになる。

足をつけよう、自分の体をきちんと感じようとするけれど、その状態のときはどうしても出来ない。意思とかではないのかもしれない。

ストレスが強くなると体から心が勝手に離れてしまう。

 

今まで、自分が普通になれるようにいろいろやったけれど、「森田療法」や「マインドフルネス」は避けてしまっていた。

何もない状態、今ここを感じなければいけないことは、頭の中にいろいろな強迫観念や、自分を苦しめる思考が入ってきて、とても苦痛だから逃げてしまってきたと思う。

でもどうにかしないと、逃げ続けてもずっとかわらないと思い、マインドフルネスをやることにした。

 

自分ひとりでとても出来る自信がなくて、教えてくれるところがいい。かと言って、すごくパワーのある方々の中に入っていく自信がない。

調べていると、1つ、鬱などの方を対象としているところを見付けた。

 

早速予約をして、説明を聞きに行く。

説明後その日に受講できることになった。

私の他に4名ほどいたと思う。

 

第1回目に教えていただいたやり方は簡単(実際には私にとってやるまでが、たいへんなのだけれど・・)

「今息を吸っている、今息を吐いている」と呼吸に意識を向けるだけ。

瞑想などはこれまでもやってきた(続かないけれど)けれど、それと違うのは、呼吸に意識を向けるのであって、呼吸に集中するわけではないということかと思う。

でもどうしても集中してしまう。いけないことなのだろうか。次回聞いてみよう。

 

私はあまり人を信じられないけれど、マインドフルネスを教えて下さる方は、他の受講生の方が不安を訴えたときの対応の仕方を見て、とても信頼出来ると感じた。

これを続ければ、良くなるってわかっている。

でも強迫観念がなくなってしまうことはもしかしたら、私にとって不安なのかもしれない。だって恐怖や不安から、強迫観念が生まれたと思うから。

だってもしかしたら幸せになってしまうかもしれないから。

でも幸せに生きる道を選んでいきたいとも思う。

精神科閉鎖病棟へ入院した時のこと3

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入院されている方たちは今思うと統合失調症の方が多かったのだと思う。

昨日まで、普通に会話出来ていた同室の20代位の女性が、次の日は白目を向きながら、私の私物を持って行ってしまう。何を言っても言葉が通じない。白目を向きながら向かってくる。

 

統合失調症の知識がほぼなかった当時の私は、恐怖を感じて、看護師に助けを求めるのだけれど、「自分で気を付けて」としか言われない。

前日は普通だったのにどうして?薬のせいなのだろうか・・・と思っていた。

今思い出しても、あんなに急に病状がかわるものなのだろうか・・・。

 

また、談話室のようなところがあり、そこに入るとリーダーの様な女性がいて、床を転がりだし、「みんなもやれ!」と命令する。

そうするとみんなも転がりだす。

「お前もやれ!」というようなことを私も言われたけれど、びっくりし過ぎて、何も言えなかった。

最低でもここに一か月いなくてはいけないと言われていた私は、何というところに来てしまったのだろうと思う。

 

食事をとる部屋では、各々雑談をしている。

1人の20代位の女性が私の横を通り過ぎたときに、少しだけ服があたったようで、「迷惑かけてごめんなさい」とすごくあやまられたので、「全然迷惑かかっていないし、全然大丈夫だよ」と返すととても安心したようで少し話をした。

 

その方は、昔あったこととして、何人もの人に追いかけられ、殺されそうになったけれど、何とか逃げられたという話をその時の心情を交えながら話してくれた。

私はなんてひどい目にあったんだと思い、「大変だったね」と話していると急に、黒目が上に向き、「ちょっとごめんね、今目が上にあがっちゃったから」と行ってしまう。 

後から、薬の副作用と何かで読んだ。